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A大学日本酒講座に参加して

少し報告が遅くなりましたが、7月5日(土)はA大学の第4回目の日本酒講座でした。
5回のカリキュラムの中で利き酒としての基礎と実践を勉強する回であり、テーマは、ずばり「あなたも利き酒師になれる~日本酒の香味別分類と判定方法~」です。
今回は、実際に利き酒師の勉強用として活用される「ティスティングトレーニング用4タイプ日本酒」で勉強です。
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すなわち、日本酒とは、香りの強弱と味の濃淡で4つのタイプに分類されます。
写真右から
①薫酒・・・果実や花のような華やかな香りが高く、軽快で爽やかな味わいが特徴であり、大吟醸
吟醸酒が相当します。
②爽酒・・・香りは全体に控えめであるが、新鮮で清涼感のある含み香を持ち、なめらかでみずみずし
い味わいが特徴であり、生酒(しぼりたて)、本醸造の一部が相当します。
③醇酒・・・原料の米そのものを想わせるようなふくよかな香りと、充実した旨味を感じさせるコクの
ある味わいが特徴であり、純米酒、きもと系が相当します。
④熟酒・・・ドライフルーツやスパイスなどの複雑性のある練れた熟成香を持ち、とろりとした甘味や
深い酸味、ボリューム感のある旨味が合わさった力強い味わいが特徴であり、濃熟型長
期熟成酒が相当します。

この4種類をそれぞれコップに注ぎ、外観、香り、味わい、想像できる飲用シーン、飲用温度、適した器、相性のよい料理を評価していきます。
イメージ 2

しかし、これが実際に表現するとなると、とても難しいのです。
味の用語例などを参考に表現するのですが・・・恥ずかしながら、頭に浮かぶのは「美味しい」だけなんですね・・・

先生いわく、たしかに日本酒を楽しむ人は、単に美味しいだけで十分だそうです。でも、その美味しさがどのようなものなのか、そのお酒を飲んだことのない人に言葉として伝えるために共通言語で表現する人が利き酒師であるとおしえていただきました。
実際にやってみるとほんと難しいです。あらためて利き酒師のすごさを感じるものです。

さて、トレーニング用としての4種類を勉強した後は、実際の日本酒での評価です。
今回は、以下の4種類が用意されました。
イメージ 3

ところが、実際の日本酒は、完全に4種類に分類することはできません。
それぞれの特徴を持ち合わせているお酒が多いので、概ね、このお酒は薫酒かなという感じです。でも、このような基本的な分類がわかっていると日本酒の味わい方も変わってきますね。

また、この4タイプは、飲用温度によっても相当変わります。
参考に
①薫酒・・・清涼感のある香味が特徴なので、冷やすことによって爽快さが映えます。しかし、あまり
冷やしすぎると持ち味である華やかな香りがかんじにくくなるので注意が必要であり、
10度前後が良
②爽酒・・・爽快な酒質と爽涼な飲み口、フレッシュな味わいが特徴的なので、しっかり冷やす事で
特性が生きます。5度前後が良
③醇酒・・・飲用温度帯が最も広く、品温の違いによって様々な変化を見せるタイプ。コクと旨味成
分をしっかり持っているので、旨味とふくらみが映えるやや高めの温度設定が好ましい。
40度前後が良
④熟酒・・・軽快なものから重厚なものまで様々あり、温度設定はそれぞれ異なりますが、重厚な旨
味成分をもちものほど高めの温度設定と考えればよい。また、大きく嗜好が分かれる傾
向が見られるので、温度設定は好まれる方には高め、そうでない方には、やや低めとし、
強い香りと旨味を抑えるとより飲みやすくなります。35度前後が良

以上、この回はほんと勉強になりますが、私の一番苦手なところでもあります。もうすこし勉強しなくてはと思うところです。