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日本酒を楽しむ会「三越名古屋星が丘店でセレクトしたお酒を楽しむ」

11月11日(火)にとある場所で日本酒を持ち込んで、日本酒を楽しむ会を開催しました。
今回のテーマは、「三越名古屋星が丘店でセレクトしたお酒を楽しむ」です。
実は、三越名古屋星が丘店にNさんという利き酒師がおみえになり、この方に、今回お酒のセレクトしていただきました。
用意した日本酒は以下のとおりであり、写真の左から1番です。

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1.極上 吉乃川 吟醸 (吉乃川:新潟県
2.生道井 純米吟醸 (原田酒造:愛知県)
3.菊石 純米吟醸 (浦野合資:愛知県)
4.御代櫻 醇辛純米酒 (御代櫻醸造岐阜県
5.大七 純米生もと クラッシック (大七酒造:福島県
6.真澄 山廃純米吟醸 (宮坂醸造:長野県)

今回、Nさんには無理をお願いして、セレクトしたお酒のコメントをいただきました。

1.極上 吉乃川 吟醸
上品な上立ち香、すっきり爽やかな味わいときれいな後味。前菜や刺身などの繊細な料理を引き立ててくれます。冷酒がおすすめ。

2.生道井 純米吟醸
華やかな香りがあり、しっとりとした柔らかな旨味のある酒。ほのかな甘味と旨味を持つ食材と相性がよいでしょう。冷酒がおすすめ。

3.菊石 純米吟醸
上品な香り、まったりとした濃醇な旨味がある味わい深い酒。焼き魚、野菜の煮物などに。冷酒がおすすめ。

4.御代櫻 醇辛純米酒
辛いだけじゃない、米の豊かな旨味のある深い味わい。1年半熟成のまろやかな口あたり。この味でこの価格は安すぎます。今までのすっきり辛い岐阜県の酒と違う、旨味のある酒を醸しています。常温~ぬる燗~ふつう燗がおすすめ。

5.大七 純米生もと クラッシック→
日経新聞「なんでもランキング」H19.12.24「おせちに合ってお燗にして美味しい日本酒」第1位に選ばれた酒は普通の純米生もと。1年熟成。このクラッシックは2年熟成。上記の酒は一躍有名になりましたが、このクラッシックを知っている人は少なく、知っている人は相当なマニア。名古屋市内でも取り扱い店舗少なく、希少な酒です。生もとというガッツリしたイメージの酒ですが、2年熟成によるまろやかな口当たり、濃醇な深い味わいがありながらも、きれいな後味とキレのある酒です。冷やすとこの酒の良さは出ません。最低でも常温で、ぬる燗やふつう燗が最高の味わいです。煮物や肉料理、天ぷらなどオールマイティーになんでも料理との相性がいいです。

6.真澄 山廃純米吟醸
二夏熟成。秋季限定。米の豊かな甘味と旨味を感じ、やわらかなでまろやかな口あたり。吟醸だから冷酒という概念を捨てて、是非、常温や燗で試していただきたいです。煮込み料理や肉料理などの味付けの濃い料理と相性がよいです。

さて、今回、Nさんにお酒のコメントをいただいているので、実際にお酒を飲んだ感想やコメント等を参加者12名にいただきましたので、下記のとおりまとめてみました。

1.極上 吉乃川 吟醸
・すっきりきれい、酸味が広がる、新潟の酒、爽やか、吟醸。・香りフルーティー、すっきり。・香り、味ともフルーティー、パイナップルのような風味(一口目)、お刺身などさっぽりしたものに合いそう、ごちそうな感じ。・さらさら。・すっきりした香り、さらっとしていて後に甘さが残らない、軽くてぐびっといけちゃう。・軽い。・薄い。・軽い感じでさらっと飲みやすいが少々物足りない。・フルーティー、口当たりが良い。・軽やか。・香りの立ちは良い、ちょいひね、ひきこんだ後のキレが良い。香りを感じない、スッキリ系。

2.生道井 純米吟醸
・味有り、味重い、味吟、後味にキレ有り、多少苦い、まとまる。・フルーティー、すっきり、軽い。・いろいろな和食に何でも合わせそう。爽やかさもあるし、しっかりした感じもある。・コクがある。・香りがやわらか、丸みがあって角がない、飲みやすい。・しっかり。・上品。・香りが好き。・少し軽くて、食事に合うと思います。・米の旨味がしっかり出ていてとても良い。個人的には常温で飲みたい、熟成させたら旨そうだ。好きな味。

3.菊石 純米吟醸
酵素くさい、カプロン酸有り、華やか、若い、硬い、吟醸酒として良い、渋味有り。・女性好みの味かと、華やかさあってフルーティーで男性にはすすめにくい。・上品な香り、口あたりがやさしい(一口目)・とろみがあるよう。・香りはひかえめ、フルーティーで甘味が後に残らない。・スッキリ。・重い、インパクトがある。・香りが好き。・温泉で飲みたいような。・フルーティー。・吟醸香がとても上品で良い、軽い飲みやすい。・濃厚、こってり。

4.御代櫻 醇辛純米酒
・渋味有り、甘口、薄い、きれい、多少苦い、純米らしい、まろやか薄い。・酸、苦が口に入れたとたんに強く感じるので、かなりしっかりした味付けとか脂の強い料理でないと負けちゃいそう(私的には、ひやならばもう少し飲みやすいかも?)。・まろやか。・ぴりぴり感が好きじゃない。・深い。・辛い、びりっときた。・ふくよか、落ち着いた感じ。

5.大七 純米生もと クラッシック→
・やわらかい、穏やか、雑味広がる、広がりに少し癖有り、味雑味。・ありがちな普通の燗の味、ひやの方が好きかも。・独特な味。・ちょっぴり印象が薄いです。・ちょっと苦手かな。・なつかしい。・香りも良く、ほど良い酸味があり、焼き魚にもよく合った、意外と軽かった。・生もとらしい。

6.真澄 山廃純米吟醸
・酸味広がる、酸きれい、軽い、硬い、若い、旨味、幅有り。・温泉つかって飲みたい感じ。・飲みやすい、燗酒は香りが強くて飲みにくいイメージだったけれど、するする飲めてしまう。・ひやで試してみたい、自分には燗はだめかも。・口に入れるとまず酸味を感じる、飲んだ後も残る。・山廃は苦手だけど燗にすると美味しい、個人的には真澄が好きだから評価良し。・ちょっと癖がある。・美味しい、山廃はあまり好きじゃないのですが、燗をつけるとびっくり、目からうろこでした。・ひきこんだ時になめらか、後味も良く、スッキリしている。・飲みやすい。

以上、まとめを整理していて思ったのは、それぞれ皆さん、お酒の感じ方が微妙に違っていることが、とても興味深く思いました。あらためて、日本酒の奥深さと難しさを感じました。
でも、そこが日本酒の面白さなんですよね。ますます日本酒の素晴らしさを感じます。
そんなことで、私はこれからも、ずっと日本酒を飲み続けたいものだと思います。
日本酒って、ほんと素敵ですね!!