2月20日(土)は、アカデミー・デュ・バァンのチーズ講座に参加してきました。
今回で5回目となり、テーマは、「各国のチーズ」でした。
第4回目までは、タイプ別のチーズの勉強でしたが、今回は、様々な国のチーズの勉強です。
まずは、スペインのチーズの特徴です。
スペインのチーズは、地域と乳種を関連づけて分類するとわかりやすいようです。
もともとは羊毛の大生産国。合成繊維の開発で羊毛業が危機となり、羊毛用の原産種の多くが、乳製品生産用に転用されることになり、羊乳チーズの生産量が増えたとのことです。
代表的なチーズは、ケソ・チェゴ
イギリスは、夏に涼しく、冬暖かい海洋性気候のため、国土の大部分は農地と牧草地。
かつては、どこの農家でもチーズ造りが盛んだったが、第二次世界大戦後は近代化が進み、チーズを造る農家が激減したが、最近は、伝統あるチーズ造りが見直され、生産者も増えているとのことです。
イギリスといえば、チェダー・チーズといわれるほど、チェダーが有名。
ドイツは、古くから酪農が盛んな農業大国で、チーズの生産量は、ヨーロッパで一番多い。しかし、ドイツ固有のチーズは少なく、ヨーロッパ各国の原産チーズにアレンジを加えたものが多いとのことです。
ベルギーは、1830年にオランダから独立した国であり、歴史的な背景が異なるため、
国土は小さいながらとても複雑のようです。チーズの特徴は、中世期のころから修道院でチーズやビールが造られ、代表するチーズは、「シメイ」です。
ギリシャは。国土が日本の約3分の1であり、地中海性の温暖な気候。チーズの特徴は、山地が多く濃厚にあまり向かないため、古くから羊や山羊を中心とした牧畜が盛んであり、代表的なチーズは、フェタです。
講義のあとは、本日のチーズの試食です。
用意されたチーズは以下の7種類です。
詳細は、以下のとおりです。
①フェタ
フレッシュタイプ 羊乳製 ギリシャ
白カビタイプ 牛乳製 フランス・ノルマンディー地方
③プーリニィ・サン・ピエール
シェーヴルタイプ 山羊乳製(無殺菌乳) フランス・ロワール地方
④シメイ・クラッシック
非加熱圧搾タイプ 牛乳製 ベルギー
⑤エーデルピルツ・ケーゼ
青カビタイプ 牛乳製 ドイツ
⑥ケソ・マンチェゴ(アルテサーノ)
圧搾タイプ 羊乳製 スペイン
⑦ブルー・スティルトン・チーズ
青カビタイプ 牛乳製 イギリス
今回は、様々なタイプのチーズを楽しめてよかったです。
チーズは、ほんと奥深いですね。
次回が最終となるので、しっかり勉強せねば・・・です。