2月20日(土)は、「朝日カルチャー日本酒講座」が開催されたので参加してきました。
今回のテーマとして、「鍋料理と日本酒」でした。
鍋料理の講義から始まります。
なべは、「肴瓮(なへ)」の意味だといわれているそうです。肴はさかな、瓮は土焼きの「かめ」のことです。
土焼きの器で、ものを煮たことから、「「肴瓮」という言葉が生まれ、「堝」の字が当てられるようになりました。時代が下ると、鉄器の普及によって金偏になり、「鍋」という字が生まれたと言われているようです。
囲炉裏端で、薪を焚きながらつるのついた鍋を煮炊きした時代は長く、鍋そのものが一つの世帯を意味していたとのことです。
すき焼きとは、
大正12年(1923)の関東大震災後、すき焼きという関西の名称が用いられるようになり一般化しましたが、震災を逃れて下阪した歌舞伎役者がこの言葉を持ち帰ったと言われるようです。
「料理早指南」(1804)によると、もともとすき焼きは、雁、鴨、カモシカなどの肉をたまりに漬け、使い古した唐(から)すきの上で焼いて食べた料理であり、牛鍋とは起源が異なる。この時の混同が、今もなお、鍋学会の最大の論争となっており、「すき焼きは鍋物か」というテーマをもたらしているそうです。
日本酒とアミノ酸
日本酒には有用なアミノ酸が含まれています。
我々日本人の味のルーツは、アミノ酸の旨味。つまりだしの味とも言われています。
和食を食べる時、日本酒を食中酒として飲むとなぜか料理が美味しくなります。
植物性のタンパク質から分解されるアミノ酸と動物性のタンパク質から分解されるアミノ酸が口の中で出会うことで、より優れた旨味へと変化します。
つまり、魚介類や熟成した肉類を食べる時にアミノ酸豊富な日本酒をいっしょに飲むことで料理が一層引き立つとのことです。
ということで、本日は、2種類の鍋料理と日本酒を合わせて研究です。
用意された日本酒は、以下の6種類です。
〆はラーメンとうどんです。
体がぽかぽかになりました。
鍋料理に日本酒を合わせると、酔いの回りが早いようです。
鍋料理はいいですね。