3月27日(土)は、三重県松阪市にある「新良酒造」に行ってきました。
三重県内に勤めていたOさんからのお誘いで二人して訪問してきました。
酒銘柄は、
夢窓(むそう)・一粒一滴(いちりゅういってき)・
東海千代乃松(とうかいちよのまつ)・古色蒼然(こしきそうぜん)です。
造りは、2タンクのみで、今年の造りは既に終了済みです。
蔵内を見学させていただきました。
蔵は古いのですが、補強も行われ、室内は、清潔に保たれています。
甑は、大変珍しく木樽を使用していました。
釜です。
お酒の絞りは、ヤブタを使わず、「槽」です。桜の木を使用しているそうです。
製麹室です。こんな処にあるの、初めてみました。
さて、「新良酒造」さんは、古色蒼然(こしきそうぜん)という銘柄で長期熟成酒を造っています。
1988年~1997年までの長期熟成酒を試飲させていただきました。
きれいな琥珀色で、すっきりとした味わいであり、とても美味しいです。
これだけ、上手に長期熟成酒を造っていることにびっくりでした。
色からもわかるように合わせる料理は、多少、濃い味ものがよいと思いますが、
飲んでみると、イメージは全然、違い美味しいです。
これは、なんと全て澱です。
澱を美味しく食べる方法として、アイスクリームにかけて食べます。
甘さにほどよい苦さが加わり、大人の楽しみ方だと思います。
当主は、大変、熱い方で、我々は9時30分に到着したのですが、蔵を出発したのは、
ほぼ13時でしたので、3時間30分程度、お話を聞いていました。
でも、誠に素敵な蔵でした。
桜がとても印象的です。
来年も機会があれば、訪問してみたいものです。