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酒蔵での酒造り体験(第四弾)

1月23日(金)
報告が遅くなりましたが、酒造り体験5日目。今日が最終日です。
この5日間、一日における作業の流れはほぼ同じです。 
朝8時に蒸米が出来上がるので、それを、麹米は麹室へ掛米はさましてタンクへ投入します。
今日は、6号タンクの留添えの麹米、初添えの掛米と5号タンクの仲添えの掛米と3種類のお米が蒸され、それぞれ分けて搬送します。

そして、今回初めて登場したのが放冷機です。これは、仲添えの掛米になるとお米の量が多くなるので、人力だけでは対応できないことから、この機械を使用して、すばやくお米を冷まします。
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甑からお米を放冷機に入れ込み、ベルトコンベアーでゆっくり運び攪拌します。
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その後、放冷機につけられた送風機でお米を送風し、ここで7~8kg程度にまとめ受け取ります。
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受けたお米は干してさらに乾燥させますが、すでに冷めているため、すぐもみほぐさないと固まってしまいます。
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一定時間を経過したら、タンクへ投入です
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この作業が午前中で完了し、昼からは、次の日に蒸し米とするお米の洗米・浸漬作業、そしてその次の日に蒸し米とするお米の計量と準備です。
酒蔵では、これが毎日、しかも、だんだんお米の量が増えていくことになり、あらためて酒造り作業の大変さを感じるものでした。

さて、私の酒造り体験は今日までなので、この後、タンク内でお米が溶け、アルコール化してもろみとなっていく姿は見ることができません。しかし、お酒造りの基本である「一麹、二酛、三造り」のうち、一番重要な「麹」造りを体験できたことは、とても貴重なことであり、蔵元や杜氏さんにとても感謝です。