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「愛知大学 オープンカレッジ 日本酒講座 研究コース」に参加してきました。

4月16日(土)は、「愛知大学オープンカレッジ 日本酒講座・研究コース」の第一回目が開催されたので参加してきました。

愛大の日本酒講座は、19年10月から4期、「一般コース」に参加していました。
しかし、21年10月からは、ベターホームの料理教室に通いだしたこともあり、参加を見合わせていました。
その間、新たに「研究コース」が開設されたこともあり、今期から、「研究コース」に参加することにしました。

案内書には、
「当研究コースは、一般コースを受講された方に、さらに日本酒の知識を深めていただく上級講座です。隠された日本酒の歴史や日本酒と伝統芸能の関係を学んだり、地域・飲用温度・醸造の違いによる香味判定の研究や、さらに踏み込んだ食材との相性研究など、一般コースよりも高度なレベルの利き酒研究をしています。また日本酒の可能性を探るべく、特殊な酒質の酒や飲用方法の研究も行います。さらに日本酒だけではなく他のお酒との比較論を交え、日本酒の良さの再認識していただきます。第3回はスペシャルゲストとして蔵元さんを迎えます。当講座で日本酒のスペシャリストになりましょう。」とありました。


本日、第1回目のカリキュラムは、「日本酒歴史学/日本酒と伝統文化」でした。

講義の前半は、「江戸の居酒屋」と題して、居酒屋の原型である「煮売酒屋」についての講義です。
写真は、当時の「煮売酒屋」の状況です。

店の看板には、「おすいもの 卸にざかな さしみ なべやき」と書いてあります。
お店の方が「ちろり」を持っています。
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柱に鶏、魚が吊るされています。
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両方の絵とも、犬が描かれており、当時の生活環境が現れているように思います。


このような講義を聞きながら、受講者は、お酒と料理を自由に楽しみます。
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本日、用意されたお酒は6種類です。
1.東一 (五町田酒造)
2.百春 (小坂酒造)
3.東北泉 (高橋酒造店)
4.不明
5.小夜衣 (森本酒造)
6.不明
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お酒は、各自で注いでいきます。

6番目のお酒は、写真を撮影したものの、読めなくて、どこのお酒かわかっていません。
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講義中の雰囲気は、こんな感じです。
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講義の後半は、「落語と酒」と題して、酒が主役の噺である「試し酒」の落語を見ながら、都度、言葉の解説をしていただく内容でした。

解説のひとつを紹介すると、「可盃(べくはい)」があります。
これは、下の高台が付いていないすり鉢状の小ぶりの盃のことです。
盃を置くためには、注がれた酒を飲み干さないとといけないもので、噺の中では小さな孔があいている盃と説明しています。


それにしても、「試し酒」は、誠に面白い噺でした。
噺家の技術・技量もあるのでしょうが、落語に興味がわきます。

1年半ぶりの日本酒講座、新たな内容に興味津々です。
次回が誠に楽しみです。