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「愛知大学オープンカレッジ・日本酒講座研究コース」に参加してきました。

10月29日(土)から、愛知大学オープンカレッジ23年度秋季講座「日本酒講座研究コース」が始まりましたので参加してきました。

第1回目のカリキュラムは、「日本酒歴史学/日本酒と伝統芸能など」です。
前回は落語をテーマとしていましたが、今回は「歌舞伎の中の酒豪たち」でした。

歌舞伎は、慶長8年(1603年)に北野天満宮で興行を行い、京都で評判となった出雲阿国が元祖といわれているそうです。
阿国は、その時代の流行歌に合わせて、踊りを披露し、また、男装して当時のかぶき者の振る舞いを取り入れて、当時、最先端の演芸を生み出したとされます。

ということで、このテーマに合わせて用意されたのは、出雲地方を中心とした以下の6種類のお酒です。

1.隠岐大吟醸 斗瓶囲い(隠岐酒造)
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2.李白 両人対酌(李白酒造)
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3.開春山口(若林酒造)
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4.大七皆伝(大七酒造)
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5.ヤマサン正宗(酒持田本店)
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6.越後 貴醸酒 
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6種類のお酒を味わいながら、歌舞伎のビデオを見ながら、先生から歌舞伎の見方なるもののアドバイスをいただきます。


ビデオは、

●日本振袖始 大蛇(おろち)
日本神話の「素戔嗚尊スサノオミコト)の大蛇退治」を題材にした作品です。
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八岐の大蛇(岩長姫)が尊の計略どおり八つの姿の酒を次々に飲み干し、最後に人身御供となった稲田姫を飲み込むところを見せていただきました。


●棒しばり
召使いの太郎冠者と次郎冠者。
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二人の召使いを棒にしばりつけ動けないようにして出かけた大名。しかし、とにかく酒が飲みたい一心の二人は、一致団結して知恵をしぼり、しばられたままの姿でさまざまな行動に出て、酒を飲むというものです。
冠者たちの無邪気ないたずらと楽しい踊りが、観る者を楽しませてくれます。


勧進帳
 歌舞伎一八番のひとつ。
 義経たちが加賀国安宅の関所(石川県)を通過する時の様子を歌舞伎にしたものです。
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私は、「歌舞伎」を見たことがありませんでしたが、お酒を飲むシーンを中心に見せていただき、その繊細な動作に、つい見入っていました。

日本の文化を語るうえで、日本酒の重要性をあらためて感じた次第です。
日本酒とは、誠に奥深いものですね。
勉強になります。