6月29日(土)は、「愛知大学 日本酒講座 極上コース」が開催されたので、参加してきました。
その書物をもとに舟木伝内包早が書き記し、後に代々書き継がれた「ちから草」「ちから草聞書」を
丸尾先生と、総料理長である山田さんが翻訳し、出来る限り当時の料理法を守って再現した料理が、
本日の講座の内容でした。
丸尾先生と、総料理長である山田さんが翻訳し、出来る限り当時の料理法を守って再現した料理が、
本日の講座の内容でした。
さて、再現料理は、こんな感じです。
内容は、以下のとおりです。
① 鮎柚酢煮 青山椒佃煮
鮎は二寸くらいならば、頭と尾を落として、一寸四五分までならばそのままで、
大きい鮎はおろしてもよい。下汁は塩で軽く調整して、酢を少々加え煮立てて、
鮎を入れてさわさわと煮る。枝付き青山椒を五つくらい添える。
① 鮎柚酢煮 青山椒佃煮
鮎は二寸くらいならば、頭と尾を落として、一寸四五分までならばそのままで、
大きい鮎はおろしてもよい。下汁は塩で軽く調整して、酢を少々加え煮立てて、
鮎を入れてさわさわと煮る。枝付き青山椒を五つくらい添える。
※煎酒(いりざけ)とは、江戸時代に用いられていた調味料で、日本酒に梅干を入れて煮詰めたもの。
③ 鶉の焼き鳥
④ 甲烏賊醤油焼き 酢取り茗荷
⑤ 焼鳥(鶏肉代用)塩山椒焼き
⑥ 柚酒麩
⑦ 鱒鮭みそ漬焼
⑧ 茄子鴨焼き
⑨ 合鴨(じぶ) わさび
⑩ 白玉団子 きな粉 胡麻粉
⑪ 御汁
雉子(鶏肉代用)古かぶ 芋がら 生木 青山椒
雉子(鶏肉代用)古かぶ 芋がら 生木 青山椒
雉子は鴨よりは小さくする。小かぶは皮を取り、二つに割りまたは四つに割るとよい。
四つ割ならば中の芯あたりがよい。水から煮るとよい。芋がらとは、ずいきの干したもの。
それを水で洗う。あまり細くならないように、また、太くもよろしくないほどに裂いて湯にして
一寸六七分くらいの長さに切って、十分念を入れてアク抜きする。生の茸は椎茸やえのき茸のように
木に生えるものは生では食べてはいけません。それを米のとぎ汁に漬けておいて、水ですすぎ、
とぎ汁がない時は塩水に漬けて、表面を菜で洗うとよい。
四つ割ならば中の芯あたりがよい。水から煮るとよい。芋がらとは、ずいきの干したもの。
それを水で洗う。あまり細くならないように、また、太くもよろしくないほどに裂いて湯にして
一寸六七分くらいの長さに切って、十分念を入れてアク抜きする。生の茸は椎茸やえのき茸のように
木に生えるものは生では食べてはいけません。それを米のとぎ汁に漬けておいて、水ですすぎ、
とぎ汁がない時は塩水に漬けて、表面を菜で洗うとよい。
すましは、水二升に鰹を一本半平鰹にして入れる。三立ちほど煮て、それから赤味噌一合と
白味噌一合ほど入れて煮、三立ちほど煮て火からおろし、水嚢に中に布を引き、この中へ流しで
漉して澄んだ汁を用いる。
それに煮た雉子の骨を入れ煮あげ、それから身を入れ煮る。焼き塩で味を調整する。
白味噌一合ほど入れて煮、三立ちほど煮て火からおろし、水嚢に中に布を引き、この中へ流しで
漉して澄んだ汁を用いる。
それに煮た雉子の骨を入れ煮あげ、それから身を入れ煮る。焼き塩で味を調整する。
※雉子卵から養っていても、常に逃げる気があって、なつくことがない。人に謀反することを
野心という。主任の養いに対して離れていく心のことを、この雉子がなつかないことに例えられる。
野心という。主任の養いに対して離れていく心のことを、この雉子がなつかないことに例えられる。
⑫ 染飯
染飯は、小豆の染飯の時と同じように黒大豆を煮て、その汁で米を炊く。
当然、小豆でも黒大豆でも、塩を少し入れるとよい。これは色が藤色になってよい。 風味もよい。
当然、小豆でも黒大豆でも、塩を少し入れるとよい。これは色が藤色になってよい。 風味もよい。
ということで、丸尾先生の解説ものと、再現料理を楽しませていただきました。
教室の雰囲気は、こんな感じです。
いつも、「あっ!」と驚く企画してくれる丸尾先生に感謝です。
次回も楽しみです。
次回も楽しみです。