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「やちや酒造」にお伺いしてきました。

11月3日(日)は、富山から、また金沢に行き、「やちや酒造」にお伺いしてきました。
実は、前日の「石川の地酒と美酒の祭典」において、参加していた「やちや酒造」にお願いして、
蔵見学をさせていただくことになったものです。
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江戸中期に建てられた酒蔵は、荒っぽくカンナをかけた「ちょんな削り」といわれる独特の
表面仕上げになっているとのこと。母屋も典型的な商家の面影を残し、北国街道沿いに立つ
金沢らしい建物で、 文化庁登録有形文化財に指定されているそうです。

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天正十一年(1583年)、創始者「神谷内屋 仁右衛門(かみやちや じんうえもん)」が、
殿様専用の酒造りをするため、加賀百万石の藩祖前田利家公のお供をして尾張の国から
移住したのが、「やちや酒造」のはじまりだそうです。
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寛永五年(1628年)、「谷内屋(やちや)」の屋号と、加賀の国の「加賀」と
おめでたい「鶴」をつけ「加賀鶴」の酒銘を殿様より拝受するとのことで、
約三百八十余年、城下町「金沢」で伝統の地酒を今に伝える由緒ある蔵元です。

ところで、説明を聞いているうちに、はっと!思ったことが・・・
「この蔵お伺いしたことある」と、今頃、気が付くというものでした。

実は、今から5年前の平成20年2月に愛知大学の日本酒講座の酒蔵見学バスツアーで
お伺いしていました。
恥ずかしながら、私のブログでも紹介していました。(2008年3月15日付け)
この当時のブログの写真を見ると、前代の当主である13代目から説明を受けていました。



和釜です。
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「やちや酒造」は、能登杜氏を迎えての酒造りです。
聞くところによると、来週11月11日から杜氏を迎えて仕込みを開始するそうです。
仕込み開始前の静かな蔵見学でした。

これは、麹室です。もちろん、中は見せていただけません。
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機材が整然としており、いよいよ、酒造りが始まる、なんとも言えない、
緊張感みたいのを感じるものでした。
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蔵見学の後は、もちろん試飲です。
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静寂な蔵の中で、歴史を感じながらの試飲はいいものですね。
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短い時間でしたが、蔵の方とお話をしながら、お酒を試飲できる時間が一番、
嬉しく思うところです。

機会があれば、石川県の他の蔵も見学したいところです。