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日本酒蔵元見学バスツアーに参加して

ちょっと前の出来事で恐縮ですが、ようやくまとめることができましたので報告です。

企画は、現在、参加している「日本酒講座」の講師によるものです。
したがって、正式な名称は「きき酒師・ソムリエと行く1泊2日の旅、日本酒蔵元見学バスツアー」です。

日程、行程は以下のとおりでした。
1.日時 平成20年2月23日(土)~24日(日)(1泊2日)
2.行程 2/23(土)名古屋-昼食-一本義酒造(見学・試飲・即売)-片山津温泉
       宿泊場所は「かのや光楽苑」
     2/24(日)宿泊地-やちや酒造(見学・試飲・即売)-昼食-日本海さかな街-名古屋

まずは、1日目の福井県勝山市にある「一本義酒造」です。
清潔が一番である酒蔵では、見学にあたり白衣、帽子、そして除菌と本格的でした。そこで記念撮影です。
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説明は、酒米から始まりました。ここでは、主に「五百万石」を使用しており精米は委託化しているそうです。また、写真は、「洗米~浸漬工程」と「蒸米~冷却工程」の部分です。蔵内の設備は近代化されており衛生管理が徹底されている感じです。ただ、吟醸酒クラスになると、やはり手作業が主となるとのことで、日本酒のデリケートをあらためて感じます。
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酒母室での酒母です。この蔵では、金沢酵母を40種類ほど自社管理しているそうです。
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もろみの醗酵中は、アルコールと二酸化炭素を排出しているので、香りをかぐときには、タンクに首を入れないように注意されました。だから、タンクの口には仕切りがあるのだと納得です。
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仕込み10日目の状態です。とてもいい香りが漂ってきます。なお、こちらの蔵では「泡なし酵母」を使用しているので、静かな感じがしますね。
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見学のあとは、試飲会です。皆さん真剣に全種類を試飲されておりました。
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帰り際には、副社長と見学の説明をいただいた大井さんのお見送りです。副社長は粋な感じの超男前です。最初に別室で蔵の概要の説明をいただいたのですが、写真がこれしかなくて残念です。
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そして、2日目は、石川県金沢市にある「やちや酒造」です。
当日は、ものすごい雪でした。
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この蔵は、創始者「神谷内屋 仁右衛門」が殿様専用の酒造りをするため、加賀百万石の藩祖前田利家公のお供をして尾張の国から移住した江戸時代から続く酒蔵です。江戸中期に建てられた建物は、文化庁登録有形文化財に指定されており、商家の面影を残し、北国街道沿いに立つ金沢らしい歴史あふれる建物です。
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説明をいただいた13代目当主です。「どうぞ~どうぞ~」という言葉が妙に頭に残ってしまいます。これは甑(こしき)です。どうぞ~
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見学のあとは試飲です。興味がわいたのは、お酒ではなく、ブランデー梅酒でした。
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さすが、蔵元見学ツアーらしく?バスの中、蔵元、そして夜の宴席と、ほとんどお酒を切らすことなく、延々に飲み続けました。さらに帰りにはたくさんのお酒のお土産もいただき、誠にありがたいことです。来年も是非、参加したいものだと思います。
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