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「全量純米蔵ファンド2008」の第2回投資家特典のお酒をいただきました。

昨年11月に募集があった「全量純米蔵ファンド2008」に参加しております。
http://www.zenryojunmaikura.jp/

対象銘柄は、神亀酒造を始めとした全国11の酒蔵です。
ファンドの概要は、出資した資金で徳島県阿波町山田錦を一括購入、合計11の参加蔵に振り分け、その米を活用して、各蔵が共通して「なましぼり」「ひやおろし」「2年熟成酒」の3種類の純米酒の製造・販売を行います。また、参加蔵は、製造の研究会や販路の相互紹介などの協力を行いながら、よりよい純米酒造りおよび販売を行うというものです。

出資者には、各蔵の売上代金の合計の一部を分配の他、ファンド期間中、出資者限定の純米酒(300ml)×6蔵分を合計3回、計18本が送付されるというものです。

そこで、今回、第2回投資家特典として、「オリジナルひやおろし」を6本送付いただき、楽しませていただきました。
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それぞれのお酒について、少しコメントをさせていただきます。

(日本酒銘柄等)
純米吟醸ひやおろし「秋鹿」 
2009年1月上槽、アルコール度:16~17、阿波山田:100%、酵母:9号、日本酒度:+6、酸度:2.0、アミノ酸度:1.1
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(合わせた料理)
・秋刀魚の塩焼き
・肉じゃが
・菜の花と白菜の鰹節かけ
・味噌汁

(感想等)
ひやおろしになってまろやかに感じるものの酸味が特徴である。たまたま合わせた料理が秋刀魚であったことから、脂ののった秋刀魚には、とても調和する。一番、美味しいと思ったのは、苦く感じる内臓が、お酒と合わせることで、苦味がなくなり、逆に旨味に変わったように感じる。



(日本酒銘柄等)
純米吟醸阿波山田錦「竹泉」秋あがり
精米歩合:60%、アルコール分:16度、阿波産山田錦100%使用
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(合わせた料理)
・鉄板料理(玉子、チーズ、たまねぎ、人参、コーン、グリンピース)
・焼きさつまいも
・ダイコンとにんじんの酢あえ(胡麻入り)

(感想等)
鉄板料理をひやであわせたら、お酒が苦く感じました。そこで、45度の燗酒で試してみたら、料理もお酒も甘く、すごく広がりを感じました。酢の物は、ひやでも美味しくあわせることができたと思います。さつまいももひやで問題ないのですが、燗酒のほうが美味しく感じました。



(日本酒銘柄等)
昇龍蓬莱 純米吟醸 山田錦60
アルコール分:16度、精米歩合60%、原料米:徳島県山田錦、日本酒度:+4、酸度:1.6
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(合わせた料理)
・クリームシチユー(キャベツ、にんじん)
・厚揚げとピーマン焼き
・もやしの胡麻あえ

(感想等)
料理を食べる前にお酒を口に含むと、苦味が強調された。しかし、料理を口にし、お酒を飲むと、苦味がすっきりとした切れのよい感じとなった。ただ、まだ固い感じがするので、45度の燗酒にしてみたら、甘味、酸味が出て、酒の広がりを感じる。厚揚げやクリームシチューにはぴったりの相性と思いました。



(日本酒銘柄等)
諏訪泉 純米酒
アルコール分:16~17度、精米歩合60%、原料米:阿波山田錦100%、
日本酒度:+6、酸度:1.8
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(合わせた料理)
・ぶりの照り焼き
・小松菜と油揚げの煮びだし
・じやがいもの味噌汁

(感想等)
過去は当り前だったお酒に色があるので、少しびっくりしますね。(あまりにも透明感にあるお酒に慣れ過ぎてしまった感じがあります)このお酒は、肉料理よりも圧倒的に魚料理に合う気がします。とくに温燗が料理を引き出すように思います。まさに食中酒としれのコンセプトを痛烈に感じる味わいです。



(日本酒銘柄等)
京の春 純米酒
アルコール分:16~17度
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(合わせた料理)
・厚揚げ
・残り物カレーに白菜と葱を追加したもの
・カブと柿の甘酢あえ

(感想等)
ひやで口に含むとかたい感じがするのですが、一口料理を含んで味わうとまるで別の飲み物のようにまろやかに感じます。45度の燗酒で試してみましたが、さらに甘さとまろやかさを感じます。残り物カレーに白菜と葱を追加した料理に相性が抜群と感じました。