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「東春酒造」の酒見学&しぼりたて試飲会へ参加してきました。

2月21日(土)は、名古屋市守山区にある「東春酒造」の酒見学&しぼりたて試飲会へ参加してきました。
この企画は、春日井市にある「酒のうかい」さんによるもので、参加者は15名です。
http://sakenoukai.nobody.jp/index.htm

私は初参加でしたが、聞くところによると、毎年、実施しているとのことです。

さて、「東春酒造」さんのお酒といえば、「東龍」ですが、名古屋市内の蔵元で、こんなに素晴らしいお酒を造るところがあるのかと以前からとても気になっており、今回、蔵見学ができたことは、誠にタイミングよく嬉しいものでした。

まずは、蒸米機です。1日に5~6回、60~70分蒸すとのこと。通常、蒸しは朝早く行うものですが、温度管理が機械でできるようになってからは、朝にこだわらなくてもできるようになったとのことでした。見学しているときも蒸しの最中であり、お米の甘い香が漂っていました。
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麹室です。とても広く・・・まさに、ここは手作りの聖域です。
室内は、温度、湿度が高いので、入った瞬間、眼鏡は曇るは・・・カメラは曇るは・・・
さらに、見学だけではなく、お米も触らしていただき、とてもびっくりしました。
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ところで、通常、蔵見学で麹室内まで見学をさせていただける蔵はほとんどありません。
酒造りで一番重要なのは、麹作りです。その麹に雑菌が入るのを嫌がって、普通は見学できないのです。ところが、後で説明を聞いたのですが、ここの蔵では、雑菌に勝てる強い麹なり、仕込みをするので、それが可能だというのです。まさに山廃にこだわりがあるのは、その点からだそうです。


酒母室です。山廃にこだわるため、酒母タンクが32本、用意されているそうです。
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仕込み中の酒母タンクです。
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仕込みタンクです。
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酵母を使用しているので、モーターファンで泡を調整しています。
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仕込み中のタンクからもろみの味見です。少し酸っぱいです。
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そして、しぼりたてのお酒です。アルコール度21度、濾過前の原酒です。
濾過前の原酒の色は、黄色です。これこそ、本来の日本酒の色という感じですね。
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このしぼったばかりのお酒の試飲です。まさに若々しくフレッシュですが濃厚です。
誠に美味しいのですが、アルコール度が高い原酒なので、ほどほどにしておかないと・・足をとられてしまいそうです。
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今回は、見学以外に大倉先生による日本酒の歴史たる講義もあり、とても勉強になりました。
来年も開催されるとのことなので、是非、参加したいものです。